Meris Polymoon。 

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発売まではもう少し、でしょうか。
Meris Polymoonを試させて頂きました。

ずっと楽しみにしていたMerisによるデジタルディレイということで、いつ日本に来るのかと心待ちにしておりました。はっきりいって想像以上のクオリティでした。

まず、普通のデジタルディレイとしてとてもいいです。

軽く触った個人的にはなぜかEVENTIDE Eclipseを彷彿とさせる音の冷たさを再現できるのが印象的でした。いわゆる暖かいアナログディレイやテープエコーのサウンドを再現しました、という方向のディレイではなく、前提としては高音質のデジタルディレイであり、それをフィルタリングとモジュレーションで様々な効果や奥行きを得よう、という方向性だと思います。複数接続したラックディレイを再現した、というコンセプトにも納得です。

Delay Time, Feedback, Mixといった基本的なコントロールのほか、マルチタップを設定するMultiply, いわゆるディフュージョンであるDimension, モジュレーションコントロールのDynamicsを用いれば、モジュレーションディレイの奥深い世界が待ち受けます。

そして、Meris得意のHoldボタンを押しながら回すことで、6つのノブはそれぞれ全く別のパラメータコントロールとなります。試奏したりするときに試してみて頂きたいのは、FeedbackとDimensionです。

FeedbackをHoldを押したまま操作すると、Toneのような働きをします。右に回していくとウェットサウンドが明るくなっていくのですが、このEQフィルターがなかなかデキが良く、ちょうどいいドライとの混ざり具合の調節にナイスです。

通常のDelayとして使いたい場合には、画像のようにMultiply, Dimension, Dynamicsはとりあえず絞った状態で音出しをすると違和感がないのですが、ディレイといえばモジュレーションで揺らしてあげると奥行きが出るもので、もう一つの醍醐味ともいえる部分ですよね。Polymoonではさらに、MultiplyとDimensionを調節してあげるとReverb的なサウンドやChorus, Flangerのような効果を得ることが可能です。

Dimensionは、Holdを押しながら操作することでモジュレーションモードを切り替えることが可能です。最小にするとエンヴェロープダウン、12時でエンヴェロープアップ、最大でLFOとなります。通常のモジュレーションディレイやコーラスとして使用する場合にはLFOにするのがいいと思いますが、残りのエンヴェロープダウン/アップのサウンドが強烈です。色々と設定するとAD/Aのフランジャーみたいな金属音も作り出すことも可能です笑。もちろん、ギターサウンドを自然に馴染ませるようなフランジングを得ることも可能なので、強烈にかけるだけが能ではないことは書いておきたいところです。

Merisについて色々記事を書いている割にMIDIについて深く書いてあげられていないのでそろそろその辺も掘り下げたことを書いてみたいと思いますが、MerisのペダルはMIDIコントロールが可能なので、ボードで中心的な役割を担う空間エフェクターとして位置づけることが可能です。個人的には近年のデジタルディレイで一番グッときました。

お店で見かけることがあったらぜひ試してみてあげてください。

Meris Polymoon

国内代理店Musette Japanの最新情報はFrom LA
でご確認下さい。

コメント

初めまして。
ブログ記事拝見させていただきました。

購入検討しているのですが、
PCのDAWソフトなどから出力した音を
polymoonを通してまたDAWソフトに戻すといったことは可能なのでしょうか?


コメントありがとうございます!

はじめまして。
blogを読んでくださってありがとうございます。

Polymoonをアウトボードとして使うのはもちろん可能です。
オーディオをループさせることになるので、In/OutやMuteの設定などを入念にするといいと思います。
Merisは元々API500のプリアンプやビットクラッシャーも発売しているほどなので、そういった使用法ももちろん想定していると思います。

返信いただきありがとうございます!

もう一つ質問させていただきたいのですが、
Merisのサイトを確認したところインプットは一つしかなかったので、Twitterで色々確認したところTRSフォンでステレオ接続するようなんです。

ただ、私が現在使用しているUADのApollo Twinというオーディオインターフェイスでは、LINE出力はTRSのモノラルバランス接続のみと表記されています。

これだとApolloからモノラルで出力されたものがPolymoonを通ってステレオで出力されるという解釈でいいのでしょうか?

長々申し訳ありません。

TRSとステレオの関係性

そうですね、PolymoonのインプットはTRS端子でステレオ入力に対応しています。

オーディオインターフェースのTRS出力は、モノラル信号をバランス出力するためにTRS端子を採用しているだけなので、Polymoonに入力したいアウトプットのLRをYケーブルのようなもので1つにまとめてPolymoonのインプットに接続してあげる感じになります。

TRSとは、Tip-Ring-Sleeveの略で、信号がモノラルかステレオかとは必ずしも関係ありません。マイクケーブルも3端子ですけどモノラルですよね。

オーディオインターフェースのTRS出力はTSのアンバランスで接続しても音は出ますので、片側モノ(TS)x2でもう片側がステレオ(TRS)になっているYケーブルを使ってあげるといいんじゃないかなと思います。

丁寧なご回答本当にありがとうございます。

Yケーブル....
恥ずかしながら存じ上げませんでした。
その方法なら理にかなっています。
解決いたしました。

メーカーや代理店に質問していたのですが回答がなく、
個人の方でほぼ唯一Merisのエフェクターを記事にしておられたyouさんに質問させていただいた次第です。

とても感謝しています。
ありがとうございます。

連投申し訳ありません

実はMerisのMercury7も使ってみたいと思っているのですが、直列で使うとしたらやはりPolymoonからはモノTS×2で出力してmercury7にはTRSで入力するということになりますか?

連投になっていたコメント、消しました

連投気にしないでくださいね。

メーカーや代理店さんから返信がなかったとのことで、参考になればよかったです。

Mercury7も独特で、いいReverbですね。
以前blogでも書きましたのでよかったらご覧ください。

http://guitaryou.blog33.fc2.com/blog-entry-4257.html

ステレオで直列で使うとすれば、インターフェースからと同様にYケーブルを使うことになろうかと思います。

実はMercury7の記事拝見しておりました。
Merisのエフェクターについては国内でもほぼ情報がなく英語に疎い自分としてはかなり参考にさせてもらっています。

ケーブルの件本当にありがとうございます。
購入した際は使用の感想などお伝えさせていただきます。

Mercury7の記事もすでにご覧頂いていたのですね。
ありがとうございます。

Merisは、個人的には最近のデジタルエフェクター界隈では挑戦的な製品をたくさんリリースしているので気になっているメーカーです。どれも個性的で魅力があり、便利なだけじゃないところがナイスですね。

今後もMerisのエフェクターには注目したいと思います。
感想も楽しみにしております。


昨日はありがとうございました!

Yケーブル探して見たのですがProvidenceとHOSAのものくらいしか見つからず予算的にHOSAを使用する予定なのですが品質的にどうなのでしょうか?

ブログの趣旨と違う質問で申し訳ありません。

僕ならYケーブルは作ってしまうところですが、どちらのメーカーのものでも大丈夫だと思いますよ。
気にしだすと果てしなくなってしまいます笑。

自作ですか...
私には少しハードルが高いですね 笑

結局HOSAのケーブルを買いました。
長々ご相談に乗っていただきありがとうございます。

ブログ楽しみにしております!

HOSAのケーブルで十分だと思います!

Merisのエフェクターはとても奥深い魅力があるので、色々試してみてください。

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