MXR MC403。 

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このラックはペダルだけ9個とスイッチャーがマウントされた4Uラックなのですが、電源には贅沢に1U割いてMXR MC403が使用されています。MC403はトロイダルトランスを2基搭載した重量級電源で、こういうシステムを組む時には重宝します。

電源は以前、The EFFECTOR BOOK Vol.28 (シンコー・ミュージックMOOK)の電源特集でも触れたように、積極的に音を変えるものではないのでギタリスト的にはあまり注意が向かない領域だと思いますが、ペダルボードにしてもラックにしても構築するとなると大きなハードルになる存在です。

特に昨今は画像にも写っているEVENTIDE TIME FACTORのような大きな電力を消費するデジタルエフェクターが多く、低効率なトランスを搭載したようなパワーサプライだと満足に電源供給できないことも多いです。事実、MXR MC403には大容量のDC出力とAC9V出力が搭載されていますが、どちらを使ってもTIME FACTORを起動するに満足な電流を確保することはできません。トランスよりも高効率なスイッチング電源を別途用意してあげる必要があるのが実情です。Free The Tone PT3Dあたりはよく研究されていて小型ながらそういったデジタルエフェクターの起動にも対応していますが、スイッチング電源ですよね。

起動に大きな電流が必要なデジタルエフェクターを搭載する場合でも、MC403の場合本体は100V入力で、かつそれをパラで出すための端子も用意されているので問題ありません。そもそもアナログ機材とデジタル機材の電源は分けた方がいいこともあるので、アナログエフェクターはアナログ電源、デジタルエフェクターはデジタル電源、ということである意味健全といえるかもしれません。といっても、ラック内部に電源タップを置いてしまえばいいという身も蓋もない話もあります。

アナログエフェクターにはトランス電源だ、というのがオールドスクールな考えになっているのは認めざるを得ないことだろうと思います笑。ほとんどの人が電源なんて入っていて音が出ればいい、と考えると思いますし、正しいと思います。スイッチング電源なんて、対応電圧が幅広いので、国内で使っているボードをそのまま海外で使うこともできますし。

そんな状況なので、ある意味物好きの選ぶアイテムではありますが、特にハイゲイン一辺倒でないギタリストにはトランスを使った電源は使う価値があるのではないかと思います。もちろん大きくて重いので採用できない方も多いとも思います。

そんなわけでAC9Vは何に使うのかというと、CAE 2x4の電源供給に使っています。
スイッチング電源を使った電源ユニットの場合、AC9V出力は搭載されていないことが多いんですよね。それで結局ラック裏にアダプタを配置して重い、みたいなことになるのですが、MC403の場合そもそも重いのでスマートに仕上がります笑。

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これは前に作った僕のお遊びラック(もうバラしました)ですが、これも裏にはMC403が入っています。ペダルにはトランス電源、ラックには100Vを分岐して給電しています。この程度のペダルの数ならトレイにペダルパワーなんかを置いてもよかったかもですね。というか絶対その方が楽ですね笑。

今でも、ラックにはLexiconとSE70くらい入ってればいいんじゃないかと思うところではありますが、Lexiconにこだわらずラックにはデジタルディレイとペダルをラックに詰め込んで足元にはコントローラーだけ、というスタイルはとてもいいと思っています。元々は、Lexiconのデジタルサウンドと、ペダルライクなサウンドのSE70をまとめてシンプルに仕上げるという考え方だったわけで、実はあまり本質的には変わっていないとも言えます。

ちょっと横道に逸れました。

MXR MC403は、はっきりいって物好きのための電源アイテムなので万人におすすめできるものではありませんが、とてもいいものです。

てっきり何年か前に販売終了したものと思っていましたが、モリダイラさんが2017年3月に再発売していたみたいですね。

MXR MC403

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